12/2日記

 レベッカマカーイー『赤を背景とした恋人たち』を読んだ。が、今日は詳しい感想を書くのはやめとこうと思う。この小説、読んでいて高畑勲火垂るの墓』の清太の行動を「自己中心的だ」として批判する人がいることを思い出した。べつに戦時中でも人間、耐え忍んで生きていく必要は全然ないわけだ。アホなこともするししょうもねえ恋愛もみっともない嫉妬もすると思う。3.11のときにソシャゲに耽ったり酒を飲んだりしていた人もいたと思うが、「不謹慎だ」とかもっともらしいことを言ってそれを批判する権利など誰にもない。常に正しく合理的に、清廉な生き方をする必要なんかない。