10/2日記

 今更DA PUMP『USA』を聞いた。のだが……。
 とりあえず一聴して、K-POPっぽいアレンジにユーロビートのバブル期リバイバル要素を加えた感じかな?と思った。ダンスもK-POPっぽくて、Tik Tokで流行るのも頷ける。
で、歌詞だ。耳に残るダサい歌詞がフックとして効いてるということで、これもヒットの一因として語られている。しかしこれが「ダサいのに不思議とキャッチーな歌詞」だけだとは思えなかった。 
 USA、カモンベイビーアメリカ……。前もって「これをISSAが歌うのが凄いと思った」と言われて、「どういうこと?」と思ったが確かにそうである。沖縄生まれの人がアメリカを歌うということ……、特に意味がこめられてないとしても、勝手にそこに何かを感じ取ってしまうのだった。
 曲のアレンジは90sなのに歌われてるのはどう考えてもアメリカの50s-60sに憧れるティーンの様子である。沖縄が返還される前のアメリカだ。特に深い意味がないのは分かってるのだが。「数十年で関係 だいぶ変化したようだ」この歌詞を沖縄の諸問題を前提として捉えてもいいのか。「競合してく ジパングで」とは何なのか。「共鳴してく」とか「融合してく」でないのはなぜか。繰り返すが、特に意味はないのは分かってる。政治的な問題に結びつけたいわけでもない。

 この手のちょっとドキッとする何かは、懐かしのORANGE RANGEが『ビバ☆ロック』という曲でアメリカ軍の訓練時の掛け声をイントロに使ってたときにも感じた。「あっ……やっぱアメリカの基地が身近に……」みたいなハッとする感じ。ついついそう感じるのが正しいのか間違ってるのかもよく分からんが。あとM1の決勝でスリムクラブの二人が「民主党ですか?」って言った時も「えっ!!!!」と衝撃が走った。でも会場はどかっとウケてたが。まあちょっとセンシティブに考えすぎてて逆にPC的にアウトかもしれない。