9/19日記

 マンチェスターのテロの追悼イベントで、オアシスのドンルクの歌の輪が自然発生的に広がって大合唱になり、アンチテロを象徴する曲になったというエピソードがかなり好きだ。イギリス国歌、私の中ではレディオヘッドなのだが、オアシスなら仕方ない。というかああいう人びとの怒りを包み込んで諭し、癒す場所にトム・ヨークの歌詞がマッチしないのは自明の理である。こう、労働者階級出身のオーディナリーマンっぽい感じ(違うんだけど)のバンドが「傷つけられたとしてもそれを怒りの記憶にするな、少なくとも今は」と歌うから共感を得られるのであって、エリートばっかのバンドに「彼女は最高なのにおれはクリープ」とか暗いこと言われても「はあ?」って感じであろう。
 で、将来イギリスに移住したときにドンルクが歌えないとやべえ!住人との一体感が感じられねー!と思って歌詞確認したりカラオケで練習したりしてたんだけど、この曲が乳児の寝かしつけに効果的だと気づいた。マンチェに溶け込みたいが為に覚えた曲が、まさかここで役立つとは。頭韻が多いからいいのかもしれない。ソー、サーリキャンウェー!シーノーイッツトゥーレー!のサビだけで大人しくなるのでおすすめ。