7/17日記

 Amazonのセールのことを思い出して本(物理)をいくつか購入。プライム会員だが、この暑い中配達する物流の人のことを考えるとお急ぎ便を使えなくなってしまった。
 Kindle本もいくつか買った。で、夜の間に『わたしたちは子どもに何ができるのか』という、人間の非認知能力(いわゆるグリッド)についての本を読み終わった。この手の本は私に苦痛を強いる。だいたいの本が、幼少期に適切な環境にいなかった人間はその後の人生におけるあらゆるリスクが高まる、という事実をエビデンス付きで喉元に突きつけてくるからだ。ただ、そんな逆境から成功した者もいるわけで、そういった子どもがどのような能力を持つのか、そしてその能力はどのように獲得できるのか、ということについてこの本は書いている。そして読んでみると、ありがちな吐き気がする子どもの貧困の詳細な描写が少なく、調査結果のみ並べている本だったのであまり辛くなかった。読んでみて、これは内容を要約して取っておくに値する本だなと思ったので明日からやろうと思う。
 Kindleではほかに『転がる香港に苔は生えない』という有名な本も買った。これは香港返還の1997年前後の様子を日本人ジャーナリストが書いたもので、前から読みたかった。香港返還はなんか若者のアジアンムーブメントみたいなのと結びついて盛り上がったとかなんとか聞く。当時は子どもだったので全く知らなかったが、文章からその残響が感じられる。