7/16日記

 使いこなせてないホットクックを朝に使った。またもやどうなのか?という感じになっている。作った煮物を食べてもらうと、甘い、肉の味が一切しないとのこと。自分で食べると、肉の味がしないわけではないが確かにかなり薄い。勝間和代によれば「ホットクックに肉を入れると、肉料理の適温である70度前後ではなく、100度弱で常に調理されるため、その肉はほとんど野菜その他のためのダシと化す」らしい。甘いのは公式レシピで砂糖とみりんを入れまくってるからだと思う。あと、これは個人の好みなのだが、人参の味や固さが気になる。前回ダメだったので今回は一度人参を軽く加熱したが、それでもダメだった。多分アク抜きができないことが関係している気がする。
 夜にまたホットクックを、今度は勝間和代のレシピで使ってみたがこれもなんか失敗した。不味くはないし、完成後に手を加えることで美味しくはできるのだがそれでは意味がない。そして、途中で味見ができないことはやはり問題だ。失敗しても気づけないし、好みの味でないものが鍋いっぱいにできるのは辛い。
 勝間和代も公式レシピは口に合わないから自分で美味しいレシピを編み出したと言っているのだが、彼女は結構ビーガン寄りの考えの上、出汁なども使わないし、精製された糖分の摂取を非常に嫌っているようなので、できる料理は素材と塩や醤油などの調味料一種類だけのシンプルな味になる。この場合、素材や調味料自体の質が高くないと料理が失敗する気がする。勝間和代のようなセレブならシンプルな味付けだけでもおいしい素材や調味料を日常的に買えるとは思うが、一般家庭では……という感じは率直に言うとある。

 もうホットクック投げ出したい。みんなは絶賛しているが、私には使いこなせない。所要時間をトータルで見ると別に時短ではないし、簡単な料理を作るだけなら私にとっては意味がないし、凝った料理を作るにも下拵えで結局時間がかかる。カレーやシチューに魅力を感じてない身からすると、メリットは芋や肉が柔らかくなることと、目を離しても火事にならないことくらいしか思いつかない。ただ、例えば育児や介護をしていて、そちらから目を離せないというような場合には良いのかもしれないが。
 探せば多分うまい使い方はあるのだと思うが、味付けしたあとに完成まで蓋を開けて味見ができないので、トライ&エラーまでのストロークが長いのがキツい。やろうと思えばやれなくはないのだろうが、そうなると研究が必要になってしまい、求めていた時短からは完全にかけ離れてしまう。なんか、そこまでしてホットクックでの料理を極めるモチベが出てこない。